授業紹介
【授業紹介】インターンシップⅠ(新潟市)を実施しました。
1年生のキャリア科目「インターンシップⅠ」は、農場や食品製造・加工工場、卸売市場、食品販売店など、多岐に渡る食料産業の代表的な現場を見学・体験し、それぞれの目的や役割、現状と課題などを認識することで、自身の進むべき方向性を見出すことを目的として開講されています。
事前に実際に訪問する企業の事前調査を入念に行い、9月18日(木)に、新潟市の以下の企業の見学に行ってきました。
1.今代司酒造・沼垂エリア街歩き
2.新潟中央卸売市場
3.ピアBandai
1.今代司酒造
今代司酒造は本学の研究チームが新潟県胎内市の「ししのくらの森」で採取した「ししのくらの森酵母」を使用し、産学連携商品の日本酒を販売してくださっています。
また、昨年度は酒蔵に就職した学生も多く、年々学生の人気が増している業種です。そこで、今年度も4班に分かれて見学させていただきました。
新潟県では見学のできる酒蔵が数多くあるのですが、県外出身学生にとってはなかなか馴染みのないもの。「酒蔵には来たことがないので楽しみ」と見学前から楽しみにしている学生や、売店を見学しながら20歳未満で日本酒が飲めないことを残念がる学生の様子がありました。
当日の午前中はかなりの雨でしたが、酒蔵見学の合間に周囲の沼垂(ぬったり)エリアの散策も楽しみました。
近隣にある、味噌蔵の峰村醸造の販売所に寄ると、「だし」を試飲しながら「熱い!でも美味しい!」と舌鼓を打つ姿も。神社は留学生にとっては珍しいようで、沼垂白山神社に立ち寄ると、日本人学生と神社についての話が盛り上がっていました!


2.新潟中央卸売市場
私たちの生活に欠かせない生鮮食品など(青果・水産・花き)を全国・世界から迅速に集め、取引に応じて仕分けしている中央卸売市場。今回は青果部門を担う新潟中央青果株式会社の方からその機能や、1日の流れ、働く人々の役割について丁寧に説明していただきました。
見学前の講義では、去年の春卒業した先輩も参加し、新潟中央青果を選んだ理由について説明してくれました。1年生にとっては、将来のキャリアを意識したり、卒業生の話を聞いたりする機会は貴重であるため、とても真剣に聞き入っていました。
質問コーナーでは「中央市場でお米を扱っていないのはなぜか」という質問がありました。「食糧法」という法律の関係で取り扱えないそうなのですが、講義をしてくださった職員の方も思わず感心。他の学生も「確かに…」というような顔で解説を真剣に聞いていました。
市場内の見学では、場内に鳥の声が流れていることに驚く学生たち。カラス除けのために鳥の声を流しているそうですが、「本当に鳥がいるのかと思った」という声が聞こえるほど、リアルな声でした。
せり台にも実際に立ち、昔ながらの取引方法である「せり売」の雰囲気を体験しました。ハンドサインである、「手やり」の方法について教えていただくと、学生たちも独特な指の動きを実際に真似しながら楽しんでいました。


3.ピアBandai
最後に見学したのがピアBandai。日本海側最大級の旬鮮市場とも言われ、米、酒、魚、肉、お土産品といった新潟の特産品やグルメなどが豊富に揃っている観光施設です。
観光客に人気のお寿司屋さんや海鮮食堂のほか、新潟市民に人気のドーナツ屋さんやコーヒーショップなど、食を楽しむには絶好の場所。
職員の方にご紹介いただいたこともあり、ドーナツ屋さんは大人気!なかには華やかな見た目に惹かれ、「おいしそうだから4つ買っちゃいました!」という学生がいたほどです。
ピアBandaiの魅力の一つがBBQや浜焼きなど匂いまで楽しめるグルメの存在なのですが…残念ながらこの日は出ておらず。それを残念がる姿もありました。


次回は9月末に胎内キャンパスのある胎内市近隣の新発田市、村上市を回ります。