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【自転車競技部】自転車競技部員 国体出場!!

第77回国民体育大会(いちご一会とちぎ国体)自転車競技、10月5日~8日にトラック競技が宇都宮競輪場(宇都宮市)、10月9日にロード競技が那須町にて開催されました。各県の代表に選抜されたNAFU自転車競技部のコーチおよび部員が出場しました。

結果は以下の通りです。

 

【成年男子スクラッチ】

多田雄飛(食料産業学部4年:兵庫県代表) 予選2組1位通過、決勝13位
阿部賢明(同2年:新潟県代表) 予選2組10位通過、決勝16位
藤井悠羽(同2年:秋田県代表) 予選1組DNF 

 

【成年男子ケイリン】

小田島湧希(同3年:岩手県代表) 1回戦5組2位(1位のみが上位進出)、敗者復活戦5組2位
髙橋歩夢(同2年:新潟県代表) 1回戦5組3位、敗者復活戦2組4位

 

【成年男子スプリント】

中井琢(NAFUコーチ、東北大学教員:宮城県代表)
予選3位 10秒707、1/8決勝および1/4決勝勝利、1/2決勝および3・4位決定戦敗退、順位4位

恩田莉玖(同1年:新潟県代表) 11秒789 順位29位

 

【成年男子チームスプリント】

宮城県チーム(中井琢(NAFUコーチ)、福田健太(中央大学)、高橋舜(日本大学))
47秒577 予選2位、決勝48秒158 順位2位

岩手県チーム(小田島湧希(同3年)、三浦生誠(日本大学)、奥野真広(紫波総合高校))
50秒237 順位24位

秋田県チーム(藤井悠羽(同2年)、柴田航(秋田市消防本部)、嵯峨旭陽(日本大学))
50秒731 順位31位

新潟県チーム(髙橋歩夢(同2年)、石田陽紀(吉田高校)、村岡輪汰朗(吉田高校))
51秒021 順位34位

 

【男子4kmチーム・パーシュート】

新潟県チーム(阿部賢明(同2年)、恩田莉玖(同1年))、上野颯斗(京産大学)、池田悠生(日本大学))
4分39秒670 順位28位

 

【成年男子個人ロードレース】

阿部賢明(同2年)、藤井悠羽(同2年) DNF

 

多田選手と阿部選手がスクラッチに出場しました。

予選の8kmでは、多田選手が集団から抜け出して、5人の集団で逃げ切り、最後は集団の逃げに対する貢献が他の選手に認められたような形で、1位でゴール。集団の中に留まった阿部選手は最終スプリントで粘り、10位。2名が同時に決勝進出を果たしました。プロのロードチームに属する選手や強豪校の選手に混ざっての決勝進出は見事でした。

決勝の10kmでは、2人とも時に先頭を引くなど他の選手に見劣りすることのない走りでした。上位に食い込むことはできませんでしたが、集団からこぼれることもなくゴール。二人ともに手応えをつかんだようです。阿部選手の活躍は新潟日報にも取り上げられました。

多田雄飛選手

 

小田島選手と髙橋選手はケイリンに出場。1回戦、敗者復活戦ともに上位進出枠は1位のみで、レースの流れに乗っているだけではトップを取るのは難しく、自力での勝負が必要です。さらに力を付ける必要性を感じたと思います。

ケイリンを走る髙橋歩夢(3番手)と小田島湧希選手(6番手)

恩田選手はスプリントに出場。200mのフライングタイムで29位。予選を突破できませんでした。まだまだこれからの選手です。ケイリンの短距離選手とともにこの冬の頑張りが期待されます。

小田島湧希選手(左)と藤井悠羽選手

 

中井琢コーチはチームスプリントと個人スプリントに出場。コーチは東北大学大学院博士後期課程在学中ですが、この夏に東北大学助教になり、NAFUのコーチ、自転車選手の3足のわらじで活動しています。実験をしたり論文を書いたり時間のない中、朝のロード練習、夜の筋トレ、週末のピスト練習をうまく組み合わせて練習を重ねています。

2017年愛媛国体のチームスプリント3位入賞から始まり、国体ではチームおよび個人で欠かさず入賞を続けています。部員に対しては、自ら手本とならなければならないと常に言っており、有言実行の姿勢を守り続けています。今後も部員たちを引っ張って行って貰いたいと思います。

中井琢コーチ

 

最終日の成年男子個人ロードレース123.2kmには、阿部選手と藤井選手が出場。各県の出場枠2名の中に入っての出場です。天候に恵まれたこともあり、レースははじめから高速の展開となり、サバイバルレースになりました。出場者79人中完走者36人でした。NAFUの2人はDNFとなってしまいましたが、プロロード選手が展開する日本トップレベルのレースの中で多くを学んだことと思います。

 

国体では県代表として、県のユニフォームを着ての出場ですが、スタート時には大学名も必ず呼ばれ、パンフレットにも大学名が記載されます。私は役員や観客と話す機会がありましたが、“登録大学の中でもっとも長い本学の名前”が大分浸透していることを感じました。

これで、今シーズンの主要レースは終わりますが、まだインカレ出場資格を持たない部員たちはこの後の秋のレースに出場して来年のインカレを目指します。応援よろしくお願いいたします。

(自転車競技部 部長 中井 裕)


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