中山 健

中山 健

Takeshi Nakayama

教授

学位 博士(学術) 桜美林大学 2000年取得
専門分野 経営学(経営戦略論、経営組織論)、中小企業経営論、国際経営
研究テーマ
  • 中小企業の経営戦略(成長戦略、国際化戦略、戦略提携)
  • CSVマネジメント
  • ワークモチベーションとダイバーシティ
  • フードビジネスの成長戦略

高校生へのメッセージ

好きなパンやお菓子を食べたりファーストフード店でいつものハンバーグを注文するなど、食べ物が嫌いな高校生はいません。そうした食品に関連したビジネス=フードビジネスは、生活に密着し生きていくために必要な産業といえるでしょう。また近年、一般大学の学生においても食品メーカーや食品系商社に人気が集まっていて、高い就職倍率になっている企業もあります。私は本学で経営学や食品企業論といった、企業(法人、会社ともいわれますが)についての講義を担当します。高校では学習したことがない科目ですが、ほとんどの学生が就職するであろう企業の存在意義は何か、企業で働くとはどういうことか、企業は競争の中でどうすれば勝ち続けられるのか、企業はどのようにして新しい商品を開発しているのか、といったことについて学んでいきます。また、企業は組織で成り立っていますので、組織でうまくやっていくにはどうすれば良いか、他者と協力しあって目標を達成するにはどうすればよいか、リーダーはどのように部下をまとめているのか、といったことについても学んでいきます。大学では高校と比べて専門性の高い内容を扱いますので、高校では音楽やスポーツなど幅広く勉強しておかれると良いでしょう。

企業へのメッセージ

私自身、独立行政法人に勤務した時から、仕事の関係で全国の中小企業や地場産業の調査・研究を行ってきました。原材料、メーカー、卸、小売と多くの産業が存在する中で368万社の企業が全国に存在しており、その内99%は中小企業です。少子高齢化、人口減少が進む中で、企業数の減少、人手不足の深刻化、後継者問題等々多くの問題が発生しておりますが、それらの困難をもろともせず成長する中小企業も散見されている点に着目し、その要因や背景、戦略などを研究してきました。近年は、社会的課題をビジネスで解決しようとするベンチャー企業も増えており、それらのビジネスモデルについての研究、事業承継問題の研究、リモートワーク研究、日本企業の国際化戦略についての研究などを実施しております。

業績等



所属学会 日本経営学会、日本中小企業学会、経営行動研究学会
社会活動 経産省、国交省、JICA、NISTEP、中小企業基盤整備機構、学位授与機構、東京都庁、千葉県庁、川崎市、横浜市、富里市他多数の審議会・委員会等の委員長、委員、ナレッジアソシエイト、アドバイザー等を歴任
その他の教育研究活動
  • University of London, University of Reading , Uppsala University(Visiting Scholar, Guest Professor等を歴任)
  • 中小企業研究奨励賞<経済部門・本賞> ,他(学術(論文)賞等)
学内委員会活動 図書館長