松本 辰也

松本 辰也

Tatsuya Matsumoto

教授

学位 博士(農学) 新潟大学 2008年取得
専門分野 専門分野
研究テーマ
  • 果樹の新品種開発に関する研究
  • 果樹(ナシ、モモ等)の品質向上に関する研究
  • 果樹の効率的な苗木生産に関する研究
  • 園芸作物の開花生理に関する研究

高校生へのメッセージ


新潟の農業というと、何といっても米が有名ですが、実は果樹も江戸時代から続く歴史ある産地です。冬は日照時間が少ないものの、落葉果樹の生育期にあたる4月から10月までの日照時間は関東地域よりも多いほどで、ナシ、カキ、モモ、ブドウなど高品質な果実が生産されてきました。ナシは「ル レクチエ」、「新美月」、「新王」、カキは「おけさ柿」など、新潟特有の抜群においしい果物もたくさんあります。消費者の笑顔と健康を支える果樹生産を支援する研究に新潟で取り組んでみませんか。





新潟のおいしいくだもの「ル レクチエ」


新潟のおいしいくだもの「新碧」




企業へのメッセージ


新潟県職員として農業総合研究所園芸研究センターで28年間、多くの方々と協力しながら新潟の果樹産地を支える研究開発に携わってきました。品種改良では、人工受粉作業が不要な自家和合性ナシ品種「新美月」、「新王」、栽培技術では「ル レクチエ」の品質向上技術やモモのシンプル栽培という新たな栽培方法も開発することができました。果樹は、優れた品種や栽培技術ができても、それを農家が導入し、生産や販売に結び付くには長い年月を要します。新たな品種、栽培技術の導入を加速するための植調剤、資材、機械、スマート技術など企業による新たな技術開発はとても重要です。今までの経験を活かし、生産現場とのつなぎ役となる研究を継続します。お役に立てることがありましたら、ぜひご相談ください。





ナシ自家和合性品種「新美月」の開花


ナシ自家和合性品種「新美月」の自家結実状況